2010年3月5日金曜日

100312 日本とジブチ

【3/12】UNHCR/AMDA-MINDS ジブチ報告会

UNHCR/AMDA-MINDS報告会
「日本とジブチの国際協力 - ソマリア難民支援の現場から」

ソマリアにおける内戦は、
この20年間の和平や国家再建への幾多の取り組みにもかかわらず、
ますますその混迷の度を深めています。
2005年には暫定連邦政府(TFG)が樹立され、
アフリカ連合による平和維持軍が
国連の支援を受けて展開されている一方、
依然不安定な治安情勢は周辺諸国にも深刻な影響を及ぼしています。
2009年5月以降より再び激化した内戦状況により、
国内避難民の総数は150万人に達し、
さらに50万人を越える難民がケニア、エチオピア、
ジブチやイエメンなどの周辺諸国に逃れています。

現在、ジブチには約12,000人以上の
ソマリア難民が避難生活を送っており、
またエチオピアやエリトリアからの難民も受入れています。
アフリカとアラブの十字路に位置しているため、
ジブチは移民や避難民の一時滞在や通過地域となっており、
地政学的に重要な地域と位置づけられます。

UNHCRとAMDAは1993年以来、パートナーシップを組み、
首都ジブチ市から車で南西へ約2時間のところに位置する
アリアデ(Ali Adde)キャンプにおいて、
ソマリア、エチオピア、エリトリアを主な母国とする難民への
保健医療サービスの提供を行っています。
本支援のうちキャンプの診療所から
首都の上位医療機関への搬送(リファラル)の強化については、
外務省「日本NGO連携無償資金協力」が活用されています。
従って、本難民支援活動は、ジブチ共和国、日本国、
UNHCR、AMDAの連携による国際協力であると考えます。

AMDA社会開発機構ジブチ事業統括(村上久子)の一時帰国に伴い、
ソマリア難民の状況、ジブチにおけるソマリア難民支援事業、
およびUNHCRとAMDAのパートナーシップに関して
報告会を開催することになりました。
皆さまのご参加をお待ちしております。

● 日時:3月12日(金)18:30-20:30
● 場所:東京ウィメンズプラザ 視聴覚室 (定員100名)
● 主催:国連難民高等弁務官(UNHCR)駐日事務所、
    AMDA社会開発機構
● 協力:駐日ジブチ共和国大使館
● プログラム 
  18:00 開場・受付 
  18:30 開会
  18:35「ソマリア難民の現状」
      UNHCR駐日事務所 副代表(渉外担当) 久保眞治
  18:55 質疑応答
  19:05 「ソマリア難民支援?
       ジブチ・アリアデキャンプの現場から?」 
      AMDA社会開発機構 ジブチ事業統括 村上久子
  19:50 質疑応答
  20:00 コメント・ディスカッション

【お問い合わせ・お申込み先】---------------------------------
特定非営利活動法人AMDA社会開発機構(担当:鈴木 梓)
TEL: 086-232-8815
FAX: 086-232-7668
E-mail: info@ml.amda-minds.org

※当日の直接参加も可能ですが、
できる限り事前の申込みをお願いいたします。

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