2010年12月30日木曜日

お知らせ

「くそ勉強」ブログは年末年始のお休みをいただきます。

「問題集」プロジェクト次回の更新は2011年1月3日(月)となります。

来年もどうぞよろしくお願いいたします。

2010年12月27日月曜日

問題3 年末をどう過ごすか

 問題はシンプルです。

 みなさんは「年末」を、どのような意図をもって、どのように過ごしていますか。「年末」の効果的な使い方にはどのようなものがあるでしょうか?

 「年末」にわたしはいつも二つの「動き」を見ます。一つは「思い出す」こと(「今年の10大ニュース」など)、もう一つは「捨てる」こと(大掃除など)です。「思い出す」ことは、選択して「集める」こと、「まとめる」ことと言ってもよいでしょう。したがって「年末」には、「集める/まとめる」と「捨てる」という、一見正反対の二つの動きが同居します。「集める/まとめる」は精神的で、「捨てる」は物理的である場合が多いと思います。

 わたしはこれまでの人生の「年末」において、物理的に「捨てる」ことに圧倒的なウェイトを置いてきました。「この一年」を「集める/まとめる」、あるいは「思い出す」習慣がないので、「〇〇年といえば☓☓」というような個人的な紐付けがあまりないし、「今年はこういう成果に到達した」というようなこともさほど考えません。

 わたしにとって「年末」は、いつのまにか溜まった余計なものを捨て、身軽になり、新年に向けて準備をする時間です。精神的な意味はまったくなく、ひたすら物理的に捨てることに費やします。

 しかし「そんなに前ばかり見ないで、たまにはじっくり振り返った方が得るものがあるよ」とか、「この一年の総決算をなんらかのかたちでまとめておいた方がのちのち役立つよ」という声が、ときどき自分の中からも聴こえてきます。精神的に「集める/まとめる」ことがあってもいいのかな、と毎年一度は考えます。みなさんは「年末」に記憶や考えを集めたりまとめたりしますか。「この一年」あるいは「今の自分」を「集める」ことや「まとめる」ことの効用ってなんでしょう。

 「捨てる」ということは、見方を変えればこれからの自分に必要なものを選別することだから、その意味で一種の「集める」ことであって、したがって「捨てる」と「集める」は同義なのだ、というような意見もあるかと思います。あるいは、「まとめる」とはまとめられたもの以外を「捨てる」ことだから、「まとめる」と「捨てる」は同義であるとも言えてしまいそうです。たしかにそうした面もありましょう。しかし結果的に同じになることと最初から能動的にすることはやはり違うし、物理的に「捨てる」ことと精神的に「集める/まとめる」ことは行動として結局のところ異質です。

 そこでみなさんの「年末」の過ごし方について教えていただきたい。どのような意図をもって、どのように過ごしていますか。「年末」の効果的な使い方にはどのようなものがあるでしょうか? とりわけ、精神的な「この一年」の集め方/まとめ方について考えがあれば、それが知りたいです。ちなみに、参考までにわたしの今年の「年末」の過ごし方は以下の通りです(予定)。大掃除で余計なものを捨てる、ドキュメントスキャナで当面不要な紙類をすべてPDF化し捨てる、空いたスペースを利用して本を整理し直し、作業に使える場所を広げる。精神に関する予定はまったくありません。

 問題の設定がいいかげんなことは自覚していますが、議論の中で輪郭ができればいいと思うのでまずは投げます。「年末」を考えるためには「年始」をセットにしなければならないという意見もあるかと思いますが、そのあたりの議論の射程も流れのなかで設定していきましょう。まずは答えやすいように答えてください。

 以上です。よろしくお願いします。

2010年12月24日金曜日

問題2 クリスマスはどう過ごすか

議題は「クリスマスをどう過ごすか」です。
本日は12月24日、クリスマスイブです。私はローストチキンをつくりました。スーパーで赤と緑のクリスマスシールが貼られた鶏一羽丸ごとを購入、前日から塩水に浸け、オリーブオイルを塗り、塩胡椒をして、150℃度で長時間焼き上げる。そういうことをしていました。
なぜ、ローストチキンをつくったのかと問われたら、クリスマスだからと応えたでしょう。

日本においてクリスマスという記念日は、深く浸透しているように思えます。デパートでは宝石を受け渡す専用のブースが 特設されていますし、コージコーナーではケーキがたくさん売れています。商店街でもデパートでもマンションの外壁にもLEDイルミネーションは点灯してい ますし、近所のコンビニにもツリーが飾られています。

それに対して、日本人がクリスマスに浮かれていると、冷ややかに、批判する人はいます。キリスト教でもないのに、企業のしかけたイベントだよ、とかです。しかし、そんな批判はお構いなしに、日本全域にわたってクリスマスは浸透し、楽しまれているように思えます。
これほど普及しているのは、大晦日・正月、終戦記念日くらいしか私は他に知りません。


私はクリスマスをどう過ごすのか、について20代前半まで、ある理想を持っていました。それは、まず12月中旬くらいに私は船に乗ります。そしてどこかで難破する。漂流の後、なんとか運良く通りがかった船に助けてもらう。その船で東京の港まで送ってもらう。どんどん港に近づくにつれ、東京が煌々としているな、と何気なく見るのです。きっと東京湾からは銀座の灯りがよく見えるはずです。現在はお台場も明るいでしょう。あれ…やけに明るいな、と思っている最中、あ、今日はクリスマスだった!と私は気づくのです。そういう過ごし方がいいな、と理想を持っていました。気づいた瞬間、クリスマスに包まれるのです。

きっとクリスマスという大きなイベントの流れに対して、当時の私は素直に乗りたくなかったのでしょう。
今年はローストチキンをつくりましたので、その点、素直になりました。
クリスマスは表層的だと批判しても、もう現実として、クリスマスは至る所にあります。
クリスマスをどう過ごすのか、を考えることは、浮ついた問題ではありません。

2010年12月20日月曜日

問題1.記録について

なぜ人は記録を残すのか? 


大そうじをしていて、じぶんはモノが捨てられない性格だなと、つくづく思っていました。
1ページだけ使ったノート、撮影したテープ、お土産、読み終わった本、メモ書き・・・収集癖はまったくないのですが、そのモノをみると、思い出すことがなにかしらあって、なんでもとりあえず持っていようと思ってしまう・・・
話はとびますが、これは大事だなとモノに執着しながら、「どうして人は記録したり、保存して残したり、伝えようと考えるのか」考えていました。

古く、絵や文字が生まれた頃から、記録を残すことは人にとって「必要なこと」で、それがいまは「必要なこと」から「当たり前のこと」になり、「自動的に残るもの」にもなってきた。
そんな中か前からか、図書館やアーカイブは、当たり前に必要なものになっていて、いまではインターネットに、大勢の履歴や記録が、自動的に残されるようになった。

同時に、優れた編集者や整理するひとたちが現れ、記録は「残す」という目的から、もっと動きのあるものに変わっていったような気がする。

いままで膨大な記録は、ただとにかくどこかにあるだけの半透明のもののように思っていたけれど、それが実体化すると、現実に影響をおよぼしていく。Youtubeなど、こんなのも見れていいなあと見ながら、自分は見ることができるのに、他の人が見られるように、わざわざ古い映像や最新の映像を手間をかけて映像を変換し、時間をかけてアップロードする誰かがいるのだと思うと、そこにものすごく記録を残そうという意思を感じてしまう。ウィキリークスの件は、そんなうごめきが実体になって現れたように感じた。それらをすべて記録と呼んで適切かわからないけれど、動きが伴うと、世界がちょっとずつ変わる。
記録を残す行為は、価値感や世界の見方を変えることで、昔から人の進化や成長にかかわっていたと思うのだけど、そうしたことに近い。だから人は記録を残したいと思うのかな?と思った。

記録は証拠や情報という戦略を備えた武器とも、プロセスという作品になったりすることもある。

ドキュメント、という言葉が勉強会でも何度か出てきて、気になっていた。

記録で、どんなことができるのか、考えたいです。



2010年12月12日日曜日

お知らせ

「くそ勉強」ブログの立て直しを鋭意計画しております。

このブログを立ち上げてもうすぐ1年ですが、最初の1ヶ月くらいしか使ってませんでした…。

シンプルで効果的な活用法を模索しております。

2010年3月30日火曜日

Project Gutenberg

名作が読み放題。勉強し放題。

Project Gutenberg is the place where you can download over 30,000 free ebooks to read on your PC, iPhone, Kindle, Sony Reader or other portable device.

Top 100ではAlice's Adventures in Wonderland by Lewis Carrollが一位。
四位にはIllustrated History of Furniture なんてのもある。

2010年3月27日土曜日

パセリちゃんツアー

 防衛省では、この夏、静岡県の航空自衛隊浜松基地において、20代の女性を対象とした自衛隊生活体験ツアーを実施します。
 自衛隊での生活、隊員との交流などを通じて、ありのままの自衛隊を実感してみませんか。みなさんの参加をお待ちしております。

対象 
日本国籍を有する20歳代の女性×約40名
※平成22年8月6日現在で20歳代の女性

期間
平成22年8月6日(金)〜7日(土)  [1泊2日]

場所
航空自衛隊浜松基地(静岡県浜松市)

ツアー概要
○防衛省・自衛隊の概要説明
○訓練体験(基本教練等)
○輸送ヘリ体験搭乗
○浜松広報館見学
○航空機・装備品等見学
○隊員との懇談 など

平成22年4月1日(木)より公募します。
平成22年6月21日(月) [必着]
http://www.mod.go.jp/j/events/paseri/index.html

2010年3月23日火曜日

クリストとジャンヌ=クロード

2010年2月13日(土)-4月6日(火) 
※火曜休館(4月6日をのぞく)

「クリストとジャンヌ=クロード展 LIFE=WORKS=PROJECTS」
http://www.2121designsight.jp/program/index.html

現代作家のクリストとジャンヌ=クロード。
彼らのプロジェクトは常にゆるぎないコンセプトのもと、
長い年月を費やしながら人々を説得し、
実現へと進められていきます。

本展では、彼らの活動の軌跡を表すドローイング作品や
完成したプロジェクトの写真、ドキュメンタリー映画などによって、
壮大なプロジェクトを現実のものとしていくプロセス、
さらにはその根底に宿る美しさへの情熱に目を向けます。

本展を通して、驚きと感動に満ちた二人の
「LIFE=WORKS=PROJECTS」に触れられる機会をつくります。

入場料:
一般¥1,000、大学生¥800、中高生¥500 小学生以下無料
(15名以上は各料金から200円割引、いずれも消費税込み)
会場:
21_21 DESIGN SIGHT(東京ミッドタウン・ガーデン内)
〒107-0052 東京都港区赤坂9-7-6 tel. 03-3475-2121
アクセス:
都営地下鉄大江戸線・東京メトロ日比谷線 六本木駅、
千代田線 乃木坂駅より徒歩5分

2010年3月22日月曜日

演劇事典:ドラマトゥルク

出典:
Bernd Sucher (Hrg.)
Theaterlexikon Band 2 Epochen, Ensembles, Figuren, Spielformen, Begriffe, Theorien.
München, Deutscher Taschenbuchverlag, 1996.

ドラマトゥルク(Dramaturg)

語義的(ギリシア語のdramaturgein=ドラマを書く)には、劇場に従事しており、上演されるべき戯曲の評価と選定にあたる文芸の専門家。また、劇場と観客のあいだを取り持つ機能を担う者。

18世紀後半以降これに該当していたのが、ゴットシェードの改革によって導入された劇場詩人(Theaterdichter)である。劇場詩人たちは、自らの戯曲を提供し、前口上(Prologe)や祝辞(Festreden)を述べるだけでなく、劇場書記(Theatersekretär)として改作や脚色、翻訳にあたることもあった(例えば、1797−98年にウィーンのブルク劇場で雇用されていたアウグスト・フォン・コッツェブー(August von Kotzebue)はそうした兼務をこなした)。

19世紀に入ると、提出された戯曲を審査するために俳優や演出家たちによってつくられていた査読委員会(Lesekomitees)や査読協会(Lesevereine)に、劇作家たちが入ってくるようになった。世紀が進むにつれ、書記たち(Sekretäre)がこの役割を担うようになり、彼らは劇場運営者たちの助言者として、演目構成に関して独立して責任を負うようになった。

ゴットホルト・エフライム・レッシング(Gotthold Ephraim Lessing)は、1767年、「ドラマトゥルク兼顧問(Konsulent)」として、ハンブルク国民劇場(Nationaltheater)に招かれた。彼はここで、劇場創建の理念に則り、ドイツ国民劇の規則を打ち立てようとした。と同時に、上演に対する批評を通じて(1769『ハンブルク演劇論(ドラマトゥルギー)』)、(当時の用語に従うなら)「規則に準じた」、つまり芸術のあらゆる規則に従って書かれた市民劇の適切な上演とはいかなるものか、その指針を示そうとした。劇場を文学の模範的舞台へ高めようとしたこの試みが挫折したのは、当初から経営難につきまとわれた劇場の経済的困難のためだけではない。批評家としてのレッシングの活動は、本来であればそれによって劇芸術が鍛えられるべきものであったのだが、彼の批評によって気分を害した俳優たちの激しい抵抗により、まもなく中断を余儀なくされたのである。そのため彼は、ドラマトゥルギーに関する論考の中では戯曲に関する問題を検討するだけにとどめている。

それ以来、この時期に創設された国民劇場で作家たちが指導的な任務を託されるということは、個々のケースに過ぎなくなった(例えばドレスデン宮廷劇場における1825〜47年のルートヴィヒ・ティークや、1848/49年のカール・グツコー(Karl Gutzkow))。

ようやく19世紀も40年代に入ると、高まる市民解放運動と相俟って、「芸術施設」としての劇場を求める声が(おもにオランデンブルクの芸術監督フリードリヒ・フォン・ガル(Friedrich von Gall)によって)あらためて高まった。再び知識人たち(大学で学んだ文学の専門家や批評家、例えばマグデブルクのフェオドア・ヴェール(Feodor Wehl)やハンブルクのローベルト・プルッツ(Robert Prutz))が舞台の「文学的良心」の審級を担うべきとされた。中には(ウィーンのブルク劇場におけるハインリヒ・ラウベ(Heinrich Laube)やフランツ・フォン・ディンゲルシュテット(Franz von Dingelstedt)、あるいはデュッセルドルフのカール・レーベレヒト・インマーマン(Karl Leberecht Immermann)のように)みずから劇場長(Theaterleiter)となる者もあった。19世紀末のドラマトゥルクたちは、—もっとも有名な例は自由劇場とドイツ座で活動したオットー・ブラーム(Otto Brahm)であるが—劇場監督(Direktor)と演出家(Regisseur)を兼務し、それによってレパートリーを現代劇へと解放し、また現代劇にふさわしい演出と演技の方法を支持したのである。

今日のドラマトゥルクは、戯曲を読むことや劇作家たちとの共同作業、そして劇場運営における学芸面での助言と並んで、特に広報活動を担う。プレスリリースや当日パンフレット(プログラム冊子)の編集、自治体の委員会に対する演目案の説明、演劇に関心をもつ公衆向けの講演会、観客とのディスカッションなどをドラマトゥルクが引き受ける。それ以外にも、劇場管理において様々な、しかしながら部分的には曖昧にしか輪郭を描きえないような機能を果たす。60年代、劇場運営に進出しつつあった若い演出家たちの地位が高まり、また共同作業という考え方の重要性が増すのと平行して、ドラマトゥルクはより広汎な新しい使命と権利を獲得してきたのである。

ドラマトゥルクは、ブレヒトのベルリナー・アンサンブルのドラマトゥルクたち(例えばペーター・パリッチュ(Peter Palitzsch)やヨアヒム・テンシャート(Joachim Tenschert))を模範として、大劇場の演目の中で長期間にわたり、特定のテーマと結びついた特集を組み立てるようになった。また、個々の企画の準備に直接関与できるようになった。ドラマトゥルクは、解釈やコンセプトの提案、ゼミナールの開催、俳優や演出家との議論、そして定期的に稽古を訪れたりなどするようになったのである。長期にわたる演出家との協力関係の中で、そうした「制作ドラマトゥルクたち(Produktionsdramaturgen)」は、—例えばペーター・シュタインと仕事をしたハレ河岸シャウビューネのボート・シュトラウスやディーター・シュトゥルム(Dieter Sturm)、ケルンとハンブルクでユルゲン・フィルムやユルゲン・ゴッシュと働いたヴォルフガング・ヴィーンス(Wolfgang Wiens)、そしてシュトゥットガルトやボーフム劇場、ウィーンのブルク劇場でクラウス・パイマンと共同作業をしていたヘルマン・バイル(Hermann Beil)のように—演出過程に重要な貢献を果たした。

1953年には、演劇、映画、ラジオ、テレビの分野で活動しているドラマトゥルクたちが連合し、ベルリンを本部とするドラマトゥルク協会が設立された。そのフォーラムがドラマトゥルク大会(Dramaturgentag)である。これは、毎年異なる都市で開かれ、年次のテーマに関する公演やディスカッションを伴う、会員の大会である。

この職業の成立が国民劇場の思想と密接に関連しているドイツ語圏と異なり、ヨーロッパの他の国々の劇場は、少数の例外(ロンドンのナショナル・シアター・カンパニーにおける「litarary editor」としてのケネス・タイナン(Kenneth Tynan)や、1974年から1983年まで、ベルリンのシャウビューネを模範にジャン・ピエール・ヴァンサン(Jean-Pierre Vincent)のストラスブール国立劇場(Nationalthater Straßburg)で設けられていたドラマトゥルギー部門)を除き、これに対応するようなポジションをもたない。

参考文献:W. ハウスマン、『ドラマトゥルクという職業 1800年以降のドラマトゥルクの職務とドラマトゥルクの人格』、博士論文、ケルン、1954年.
W. Hausmann, Der Dramaturgenberuf. Dramaturgenamt und Dramaturgenpersönlichkeit seit 1800. Diss. Köln 1954.
ドラマトゥルク協会報(1953年より)
Schriften der Dramaturgischen Gesellschaft (seit 1953).

2010年3月16日火曜日

100325 現代のコミュニティ

.review × TSUTATA TOKYO ROPPONGI連続トークイベント
「コミュニティの過去・未来・現在」第0回 

3/25(木)20時〜 料金: Free
「現代のコミュニティとはなにか」
西田亮介 × 宮台真司

2010 年代の重要なキーワードに「コミュニティ」がある。
それは、イノベーションや創造の源泉でもあり、
従来承認や帰属意識、信頼関係を調達する場でもあった。
そのような機能を有するさまざまな中小規模の集団についての
観察と分析は、人文・社会科学を中心に古くから行われてきた。
だが、インターネット技術と
それに下支えされたコミュニケーションの普及と変容は、
それらの集合体であるコミュニティにも
少なからず影響を与えている。
このような社会的環境の変化を前提とする現代のコミュニティは、
従来型のコミュニティとどこが異なり、
なにが共通しているのだろうか。
また、現代のコミュニティを分析するためのフレームワークは、
従来のものと同じでよいのだろうか。
このような問題圏を、サブカルチャーや若者論にも詳しい
社会学者宮台真司氏をお招きして徹底的に論じていく。
そして、この対話を、4月からの
.review × TOKYO TSUTAYA ROPPONGI 連続トークイベント
「コミュニティの過去・未来・現在」のイントロダクションとする。

西田亮介
1983年京都生まれ。慶應義塾大学政策・メディア研究科助教。
同博士課程在籍中。専門は地方自治体、企業、
非営利組織等の連携による地域活性化の分析と実践。
『現代用語の基礎知識2010』『中央公論』
『思想地図vol.2』などに論文を寄稿。
専門の地域活性化や非営利組織論からメディア論、
教育論も扱う論客として各メディアで活躍する一方で、
新しい書き手の発掘とメディアのハブをつくるproject
「.review」でも注目を集めている。
Tip.Blog: http://web.sfc.keio.ac.jp/~ryosuke/tippingpoint/
project「.review」: http://dotreview.jp/

宮台真司
社会学者。映画批評家。首都大学東京教授。
1959年3月3日仙台市生まれ。京都市で育つ。
東京大学大学院博士課程修了。社会学博士。
権力論、国家論、宗教論、性愛論、犯罪論、
教育論、外交論、文化論などの分野で単著20冊、
共著を含めると100冊の著書がある。
最近の著作には『14歳からの社会学』
『〈世界〉はそもそもデタラメである』などがある。
キーワードは、全体性、ソーシャルデザイン、
アーキテクチャ、根源的未規定性、など。
MIYADAI .com Blog : http://www.miyadai.com/

.review × TSUTAYA TOKYO ROPPONGI 連続トークイベント
「コミュニティの過去・現在・未来」
いま、「コミュニティ」は、さまざまな文脈で
外すことのできないキーワードになっている。
ビジネスや学問においては、
イノベーションや知的進歩の源として、あるいは、
アートや建築、創造の現場では、その源泉として注目されている。
もっと身近なところでは、コミュニティは承認調達や安心、
信頼構築の基礎単位ともいわれている。とはいうものの、
そもそも現代のコミュニティの諸様相はどうなっているのか、
そして、それらの共通と差異、
もしくは、形成原理や歴史的背景の全体像を見渡すことは
ますます困難になりつつある。
そのような混迷するコミュニティに対して、
多角的な角度からアプローチするために、
原則毎月第 4木曜日の20時から研究者から実務者、
クリエイターまで多様な方々をお招きして議論する。

project .review: http://dotreview.jp/
TSUTAYA TOKYO ROPPONGI: http://ameblo.jp/tsutaya-2000/

2010年3月5日金曜日

100312 日本とジブチ

【3/12】UNHCR/AMDA-MINDS ジブチ報告会

UNHCR/AMDA-MINDS報告会
「日本とジブチの国際協力 - ソマリア難民支援の現場から」

ソマリアにおける内戦は、
この20年間の和平や国家再建への幾多の取り組みにもかかわらず、
ますますその混迷の度を深めています。
2005年には暫定連邦政府(TFG)が樹立され、
アフリカ連合による平和維持軍が
国連の支援を受けて展開されている一方、
依然不安定な治安情勢は周辺諸国にも深刻な影響を及ぼしています。
2009年5月以降より再び激化した内戦状況により、
国内避難民の総数は150万人に達し、
さらに50万人を越える難民がケニア、エチオピア、
ジブチやイエメンなどの周辺諸国に逃れています。

現在、ジブチには約12,000人以上の
ソマリア難民が避難生活を送っており、
またエチオピアやエリトリアからの難民も受入れています。
アフリカとアラブの十字路に位置しているため、
ジブチは移民や避難民の一時滞在や通過地域となっており、
地政学的に重要な地域と位置づけられます。

UNHCRとAMDAは1993年以来、パートナーシップを組み、
首都ジブチ市から車で南西へ約2時間のところに位置する
アリアデ(Ali Adde)キャンプにおいて、
ソマリア、エチオピア、エリトリアを主な母国とする難民への
保健医療サービスの提供を行っています。
本支援のうちキャンプの診療所から
首都の上位医療機関への搬送(リファラル)の強化については、
外務省「日本NGO連携無償資金協力」が活用されています。
従って、本難民支援活動は、ジブチ共和国、日本国、
UNHCR、AMDAの連携による国際協力であると考えます。

AMDA社会開発機構ジブチ事業統括(村上久子)の一時帰国に伴い、
ソマリア難民の状況、ジブチにおけるソマリア難民支援事業、
およびUNHCRとAMDAのパートナーシップに関して
報告会を開催することになりました。
皆さまのご参加をお待ちしております。

● 日時:3月12日(金)18:30-20:30
● 場所:東京ウィメンズプラザ 視聴覚室 (定員100名)
● 主催:国連難民高等弁務官(UNHCR)駐日事務所、
    AMDA社会開発機構
● 協力:駐日ジブチ共和国大使館
● プログラム 
  18:00 開場・受付 
  18:30 開会
  18:35「ソマリア難民の現状」
      UNHCR駐日事務所 副代表(渉外担当) 久保眞治
  18:55 質疑応答
  19:05 「ソマリア難民支援?
       ジブチ・アリアデキャンプの現場から?」 
      AMDA社会開発機構 ジブチ事業統括 村上久子
  19:50 質疑応答
  20:00 コメント・ディスカッション

【お問い合わせ・お申込み先】---------------------------------
特定非営利活動法人AMDA社会開発機構(担当:鈴木 梓)
TEL: 086-232-8815
FAX: 086-232-7668
E-mail: info@ml.amda-minds.org

※当日の直接参加も可能ですが、
できる限り事前の申込みをお願いいたします。

2010年2月23日火曜日

100302 東京を考える、語る

TOKYO ART SCHOOL 特別企画
川俣正 東京トークシリーズ「東京を考える、語る」

現代美術家 川俣正による「東京」を考えるトークシリーズ。
各研究分野の第一線で活躍している人々と即興的な対話のなかから
「東京」という場に潜む多様なテーマを採掘し、
新しいイメージの構築に挑みます。

日程:2010年3月2日(火)〜5日(金)
会場:TOKYO ART SCHOOL (3331 Arts Chiyoda 302)
主催:東京都、東京文化発信プロジェクト室
(財団法人東京都歴史文化財団)
入場無料 予約不要

スケジュール
■3月2日(火)
18:00-20:00 川俣正× 今福龍太
■3月3日(水)
14:00-16:00 川俣正 × 吉見俊哉
18:00-20:00 川俣正 × 高山明
■3月4日(木)
14:00-16:00 川俣正 × 羽藤英二
18:00-20:00 川俣正 × 桂英史
■3月5日(金)
13:00-14:00 川俣正 × 隈研吾

アクセス
TOKYO ART SCHOOL
〒101-0021
東京都千代田区外神田6-11-14(3331Arts Chiyoda 302)

東京メトロ銀座線末広町駅4番出口より徒歩1分
東京メトロ千代田線湯島駅6番出口 徒歩3分
JR御徒町駅南口 徒歩7分
JR秋葉原駅電気街口 徒歩8分
http://www.3331.jp/access/

お問い合わせ
財団法人東京都歴史文化財団 
東京文化発信プロジェクト室(平日10:00-18:00)
TEL: 03-5638-8803  FAX: 03-5638-8811
E-mail: info-ap@bh-project.jp

2010年2月22日月曜日

100320 松下政経塾

2009年度 第三回松下政経塾紹介プログラム

趣旨
「松下政経塾のことは耳にするが、
実際にはどのようなところで、
どのようなことが行なわれているのかよく分からない」
という声をよくお聞きします。
そこで、そのようなご要望にお応えするため、
今年度は紹介プログラムを3回企画しています。

松下政経塾設立の目的とは何か、
また現役の塾生はどのような研修を行い、
卒塾生はその後社会でどのような活動をしているのかなど、
体験談を交えてお伝えする、
いわば松下政経塾の自己紹介プログラムです。
質疑応答の時間も設けておりますので、
ご参加の皆様のご理解も深まるのではないかと存じます。
どうぞふるってご参加いただきますようお待ちいたしております。

第三回プログラム: 2010年3月20日(土)

開催場所 松下政経塾 講堂(茅ヶ崎)
参加費 3,000円(昼食付)
申し込み締切 2010年3月10日(水)正午

申し込み手順
1.登録
以下の申し込みフォームをクリックし、
必要事項をご記入ください。

2.振込先確認
登録すると、登録確認画面に参加費の振込先が
表示されますのでご確認ください。

3.参加費振り込み
参加費を「2.」の指定口座へ 
2010年3月11日(木)正午までにお振り込み下さい。

4.予約完了メール受信
入金を確認後、予約完了メールを送信いたします。

予約完了メールの受信をもって、参加申し込み予約完了となります。

プログラム
時間 内容 担当者 場所
09:30 受付開始   研修棟入口

10:00 開会・オリエンテーション 担当職員 講堂
  参加者のご紹介
  「建塾の理念」VTR上映
  松下政経塾の概要

11:00 塾生発表・質疑応答
「私にとって松下政経塾とは」 第29期生 北川晋一

12:00 昼食   食堂ラウンジ

13:15 塾員講話・質疑応答
「私にとって松下政経塾とは」 第26期生 山中啓之

14:15 休憩   フリーサロン

14:30 塾頭講話・質疑応答
「松下政経塾の研修と
指導者に求められる資質」 古山和宏

15:30 塾内見学 担当職員  

16:00 終了
   
問い合わせ先
松下政経塾紹介プログラムに関するお問い合わせは、
全てe-mailで受け付けます。
送信先: event@mskj.or.jp

100306 赤い靴クロニクル

ツアーパフォーマンス「赤い靴クロニクル」
高山明(Port B)3/6〜3/14

話題作『個室都市 東京』など、
演劇の境界線を刷新し続けるアーティスト、高山明(Port B)。
3年間にわたるリサーチを経て、ついに横浜が演劇的実験場となる。

演出ノート
「“演劇”というメディアは、僕らの生きる時代、
僕らの生きる都市にすでに存在する別のメディアの姿を借りて、
まったく新しい“体験”として、
もう一度僕ら自身と出会おうとしているのではないか?
それがもはや“演劇”と呼ばれなくなってしまうことを恐れずに、
僕らはその“体験”の形を探りたい。
横浜という町は、
アメリカという他者を受け入れることで驚異的な発展を遂げてきた。
悪びれもせず“赤い靴”は町のシンボルにさえなった。
この町が生きてきた歴史/物語は、
この町の無数の裂け目からこちらを覗いている。
僕らはその裂け目を、
僕ら自身の“体験”として生き直さねばならない。」(高山明)

「赤い靴クロニクル」
開催期間:2010年3月6日(土)〜14日(日)

構成・演出 高山明(Port B)
ドラマトゥルク/プロデューサー 相馬千秋
演出助手/宣伝美術 相模友士郎
出演 リサーチを経て決定
映像 宇賀神雅裕
舞台技術 清水義幸+カフンタ、井上達夫
内装デザイン 江連亜花里
ウェブアドヴァイザー 作田知樹
クリエーションスタッフ 遠藤幹大、柿沼緑、玄宇民、田中沙季、
冨田了平、三上亮
制作 加藤弓奈

参加料金 1500円 当日、受付にてお支払いください。
トークは入場無料です。
タイムテーブル
■3月6日(土)13〜18時出発/トーク19:30開始
  ゲスト:川俣正(現代美術家)
■3月7日(日)13〜18時出発/トーク19:30開始
  ゲスト:吉見俊哉(社会学者)
■3月8日(月)13〜18時出発/トーク19:30開始
  ゲスト:桂英史(メディア論研究者)
■3月9日(火)13〜18時出発/トーク19:30開始
  ゲスト:五十嵐太郎(建築評論家)
□3月10日(水)休演日
■3月11日(木)13〜18時出発/トーク19:30開始
  ゲスト:鴻英良(演劇評論家)
■3月12日(金)13〜18時出発/トーク19:30開始
  ゲスト:藤幡正樹(メディアアーティスト)
■3月13日(土)13〜18時出発/トーク19:30開始
  ゲスト:決定次第発表
■3月14日(日)13〜18時出発

会場 集合場所:1の1スタジオ
〒231-0054横浜市中区黄金町1‐1
京急線日ノ出町駅/黄金町駅より徒歩5分
JR桜木町駅より徒歩15分

トーク会場:黄金スタジオ

チケット取扱 akaikutsu2010@gmail.com

以下の必要事項をご記入の上、お申し込みください。
○ ご氏名(ふりがな)
○公演当日連絡がとれる電話番号
○観劇希望日 3月6日(土)〜3月14日(日)より
一日をお選びください。
○出発希望時間 ①13時〜14時/②14時〜15時/③15時〜16時/
④16時〜17時/⑤17時〜18時 の中から一つお選びください。
追って集合時間・場所の詳細をメールでご連絡いたします。

お問合せ 最新情報はこちら ツイッター
(名前:赤い靴 ユーザー名:akai_kutsu をフォロー)
公演専用電話:080-5900-2042(12時〜20時)

2010年2月16日火曜日

寺山修司のドキュメント《あなたは…》

恵比寿映像祭
特別上映+シンポジウム テレビの時代再考
寺山修司のドキュメント《あなたは…》

東京の街頭で、17の同じ質問を人々になげかけ、同時録音形式で撮影し構成されたドキュメンタリー番組《あなたは…》(1966年放映)。その斬新な手法が当時大きな反響をよび、以降のテレビ・ドキュメンタリーに大きな影響を与えた。本作を上映、シンポジウムを通して再考することで、テレヴィジョンの現在、映像文化の可能性について再検証する。

無料上映
2月19日(金)11:00-13:00
2月28日(日)16:00-18:00 ※トークイベント付/桂英史×松井茂×高山明

東京都写真美術館
http://www.yebizo.com/

2010年2月11日木曜日

100223 企業力とアート力

ラウンジ・トーク
「企業力とアート力が交わるところ」

優れた企業とアーティストで共有しているものは、
「時代に対する鋭い嗅覚」ではないでしょうか。
それは、いつも、「現在足りていないもの」を意識しながら、
少し先の時代を見据える力といってもいいかもしれません。
アートのこのような力を企業の力と結びつけてゆくことは、
現在さまざまな企業が注目し、
これまでの方法とは違った取り組みで行われています。

アートフェア東京2010のプレイベント・トークでは、
マネックスグループ株式会社CEOである
松本大(まつもとおおき)氏をゲストに迎え、
企業のアートに対する新しい働きかけや、
その反対にアートから企業が得られる無形の価値について、
話し合います。

開催概要
日時:
2010年2月23日(火)19:00 - 20:30(開場18:40)
会場:
MARUNOUCHI CAFE - 丸の内カフェ 2階
東京都千代田区丸の内3-3-1 新東京ビル(Tel: 03-3212-5025)
定員:
50名(先着順)
参加費:
1,000円(1ドリンクつき)
協力:
三菱地所株式会社/株式会社イデー

申し込み方法
件名を「プレイベント申し込み」とし、
1.氏名(複数の場合は、全員の名前)、
2.年齢、3.職業、4.所属先(会社・学校名)、
5.電話番号を明記の上、
event@artfairtokyo.comへお送りください。
折り返し、予約確認のメールを差し上げます。

2010年1月26日火曜日

1003 クール・ジャパノロジー

2010年3月5日(金) 〜2010年3月6日(土)
国際シンポジウム 「クール・ジャパノロジーの可能性」
The Futures of Cool Japanology:
An International Symposium 2010

講演会|2010-03-05 「もう一つの日本学−批評、社会学、文化研究」 
    2010-03-06 「日本的未成熟をめぐって」

内容:
 クール・ジャパンとはなんだったのか。
そしてこれからどうなるのか。
経済効果や産業振興の面ばかりが語られる
映像やキャラクターのグローバルな受容。
その政治的で文化的な意味について、
日本を代表する論客とクリエイターが、
欧米の第一線の研究者を招き、
2日にわたって論戦を繰り広げます。

 文化研究のフレームを根本から捉え返す1日目と、
日本文化を貫く「未成熟」の問題に迫る2日目からなる
大型国際シンポジウム。


2010年3月5日(金) 18時00分〜21時00分
「もう一つの日本学−批評、社会学、文化研究」  

●パネリスト
東浩紀(東京工業大学)
宮台真司(首都大学東京)
毛利嘉孝(東京藝術大学)

●コメンテイター
大塚英志(神戸芸術工科大学)
ジョナサン・エイブル(ペンシルバニア州立大学)
ヘザー・ボーウェン=ストライク(ロヨラ大学)
シュテフィ・リヒター(ライプツィヒ大学)

●モデレイター
クッキ・チュー(シンガポール国立大学)


2010年3月6日(土) 14時00分〜17時00分
「日本的未成熟をめぐって」 

●登壇者
東浩紀(批評家)
黒沢清(映画監督)
宮台真司(社会学者)
村上隆(現代美術家)
キース・ヴィンセント(比較文学者)


《入場無料・要予約・先着順》

【申込先】
予約専用TEL、またはホームページより、お申込みください。
TEL番号・URL 近日掲載

【受付期間】
2月1日(月)〜
(先着順で受付。多数の場合は締切ります)

2010年1月25日月曜日

本:稗田阿礼『古事記』を語る

青丹よし 稗田阿礼『古事記』を語る
藤岡改造 2/12 \1,260

『古事記』の序にしか名前のない謎の人物、稗田阿礼。
自らの生涯を語る! 
眼で視、耳で聴いたことはすべて記憶してしまう稗田阿礼が、
生い立ちから『古事記』編纂の経緯までを告白。
見聞した神話の世界が鮮やかに描かれる古代歴史小説。
壬申の乱ほか、皇子たちの悲劇を描く二作品も収録。

「咢堂塾21」

宮台がスーパーバイザーを務める
尾崎行雄記念財団主催「咢堂塾21」@憲政記念館、の募集です
現役国会議員を複数輩出している伝統のプログラムです。

■塾の名称
尾崎行雄記念財団主催「咢堂塾21」

■塾の趣旨
世界的視野に立ち、日本及び世界のあるべき姿(理念・政策)を探求し、
内外の課題に具体的に取り組むリーダーの育成。
09年度より、社会学者・宮台真司がスーパーバイザーを務めています。
宮台が「基本プログラム」にて初期2回の講義、
および「リーダー養成プログラム」を担当します。

■概要
(1)「基本プログラム」(全塾生共通)
=2010年4月末~2011年1月まで
/10ヶ月間/全16回講義/原則月2回(土曜午後)開催

(2)「リーダー養成プログラム」(塾生の中から若干名募集)

(3)「国際プログラム」(塾生の中から若干名募集)

■募集要項
(1)「基本プログラム」
 ◇定員:約60名
 ◇費用:8万円(学生は7万円)
(※費用には、尾崎行雄関連の書籍、
宮台の講義テキスト代が含まれています。)
 ◇応募期間:2010年2月~4月15日(木)
 ◇応募方法:応募用紙(尾崎財団サイトからダウンロード可)に
必要事項をご記入の上、尾崎行雄記念財団「咢堂塾21」事務局へ。

(2)「リーダー養成プログラム」(基本プログラム受講生対象)
 ◇定員:15名前後予定
 ◇費用:2万円(基本プログラム以外の特別講習料として)
(※費用には、テキスト代が含まれています。 )

(3)「国際プログラム」(基本プログラム受講生対象)
 ◇別途費用が発生します。各視察ツアーの内容・
定員・費用の詳細については、塾期間中にご案内します。

講師陣、応募手続きなど、詳細については下記サイトをご参照下さい。

尾崎財団サイト
http://www.ozakiyukio.or.jp/index.html

「咢堂塾21」サイト
http://gakudo.com/index.html

主な講師陣
http://gakudo.com/teacher/index.html

100306 日本的未成熟

「日本的未成熟をめぐって」(要予約 2/1〜)

日程| 2010年3月6日(土)
時間| 14時00分〜17時00分
会場| 東京工業大学大岡山キャンパス・講堂(600名収容)

●登壇者
東浩紀(批評家)
黒沢清(映画監督)
宮台真司(社会学者)
村上隆(現代美術家)
キース・ヴィンセント(比較文学者)

《入場無料・要予約・先着順》

【申込先】
予約専用TEL、またはホームページより、お申込みください。

【受付期間】
2月1日(月)〜
(先着順で受付。多数の場合は締切ります)
持参物| 受講票(電話受付の場合はハガキ、
ホームページ予約の場合は受講票画面をプリントアウトして持参ください)

2010年1月24日日曜日

本:関口存男の生涯と業績

『関口存男の生涯と業績』

文学部独文学専攻教授 和泉雅人

『関口存男の生涯と業績』を紹介しよう。
本書の存在についてはドイツ語関係者のなかでも
意外に知らない人が多いが、これは読んで涙を流したりとか、
わくわくしたりとかする類の本ではない。
もともと関口を追悼するために製作された本書は、
「ドイツ語の天才」と絶賛され畏敬された関口存男が
いかにして少年の頃からドイツ語を学習してきたか、
その赤裸々な告白の書でもあるのだ。
そこからは「天才」などという手垢のついたお手軽な呼称とは裏腹に、
凄愴といっていいほどの努力の跡と語学学習上の知恵が読み取れる。
とはいえ、関口は語学学習の気構えや方法や要諦を気取らず威張らず、
ユーモアたっぷりに学習者たちに向けて語りかけている。
語学学習者の指針とすべき教訓を山ほど含んだ
珠玉の書であるといっていいだろう。

日本から一歩も外に出ることなく
「ドイツ人よりもドイツ語ができる」と言われるまで
自己を鍛え上げた関口存男の名前を知らないドイツ語関係者は存在しない。
ドイツ語を選択した塾生諸君なら「接続法I式、II式」といった
文法概念くらいはきっと覚えているだろう。
この概念呼称は関口が創案したものであり、
それがドイツの研究者たちに受け入れられ、
それがまた日本に輸入されて広まったものだ。
日本最古のドイツ語学習雑誌『基礎ドイツ語』を
戦前に創刊した人物としても知られているが、
なによりもドイツ語学界や教育界に巨大な足跡を残した
偉大な学者であった。
義塾のドイツ語関係者、
とくに長老級の先生方には関口存男の薫陶を受けた人が多い。
惜しくも数年前に他界されたが、
ドイツ語教育の改革者としていまなお知られている
故関口一郎教授(環境情報学部)は孫にあたる。

関口存男はドイツ語のみならずフランス語、英語、スペイン語、
ロシア語、北欧諸語、ラテン語、ギリシャ語、サンスクリット語、
中国語、韓国語その他を初めとする近代・古典の諸言語にも通暁していた。
その広大無辺といっていいほどの諸言語にかかわる博識によって、
かれは「意味形態論」を打ち立てた。
この理論についての詳細は義塾に所蔵されている『関口存男著作集』や
かれの主著
『冠詞:意味形態的背景より見るドイツ語冠詞の研究』全3巻を見てほしい。
かれが残してくれたさまざまな語学書・参考書は
いまでもドイツ語学習者の基本書中の基本書である。
怠惰に流されることの多い塾生は(塾生のみならず小生のような教員も)
たまにはこういう本を読んだほうがいい。

荒木茂雄[ほか]編『関口存男の生涯と業績』
東京 : 三修社 1967年

—————

和泉雅人教授は、わたしが大学学部・修士時代に
最もお世話になった二人の先生のうちのお一人。
学部2年のとき和泉先生にドイツ語を教わらなければ
今日のわたしはありませんでした。

また、このブログのタイトルは
『関口存男の生涯と業績』中の
エッセイ「くそ勉強に就て」に由来します。

2010年1月18日月曜日

映画 カネフスキー特集上映 アンコール

ヴィターリー・カネフスキー特集上映

渋谷ユーロスペースにて連日19時から

1月16日(土)~20日(水) 『動くな、死ね、甦れ!』
1月21日(木)~24日(日) 『ひとりで生きる』
1月25日(月)~26日(火) 『ぼくら、20世紀の子供たち』
1月27日(水)~29日(金) 『動くな、死ね、甦れ!』

公式サイト

映画の奇跡、再び―
“天性の才”をもつヴィターリー・カネフスキー世界中の映画ファンに与えた衝撃が鮮烈に甦る長編2作目『動くな、死ね、甦れ!』で54歳にしてカンヌ映画祭カメラ・ドール、その続編もカンヌで審査員賞受賞、更に主演二人のその後をカメラに収め世界中の映画人を驚嘆させたヴィターリー・カネフスキー。今や、伝説と化した彼の傑作たちが15年ぶりにスクリーンに甦る!!

■上映作品
『動くな、死ね、甦れ!』1989年/ソビエト/モノクロ/109分
出演:パーヴェル・ナザーロフ、ディナーラ・ドルカーロワ、エレーナ・ポポワ
『大人は判ってくれない』『小さな恋のメロディ』を超える傑作。
第二次大戦直後のロシア。収容所地帯と化した炭鉱町に生きる少年ワレルカと少女ガリーヤは共に12歳。スケートの盗難事件、学校のトイレにばら捲いたイースト菌事件、機関車の転覆などワレルカの引き起こす無邪気な悪戯は、母親への反発と相まって次第にエスカレートしていく。そんな彼の前に守護天使のように現れては、危機を救ってくれるガリーヤ。二人に芽生えた淡い想いは次第に呼応していくが、やがて運命はとんでもない方向へ転じていく―。自身の少年時代の記憶を映画化した衝撃作!1990年カンヌ国際映画祭カメラドール(新人賞)受賞1990年フランダース映画祭グランプリ

『ひとりで生きる』1991年/フランス・ロシア合作/カラー/97分
出演:パーヴェル・ナザーロフ、ディナーラ・ドルカーロワ、エレーナ・ポポワ
『動くな…』から2年後、奇跡の続編15歳のワレルカは子ども時代に別れを告げようとしていたが、大人たちの世界はより悲劇的な様相を呈していた。唯一ガリーヤの妹ワーリャだけが心の拠り所だったワレルカは学校を退学になると、ひとり町を出る。残されたワーリャは手紙を送り続けるが…大人へと成長していく少年少女の鮮烈な感情がスクリーンで開花!

『ぼくら、20世紀の子供たち』1993年/フランス・ロシア合作/カラー/84分
出演:パーヴェル・ナザーロフ、ディナーラ・ドルカーロワ
“崩壊後”を生きるストリートチルドレンのドキュメント
カネフスキーは路上で生活する子供たちにカメラを向け、彼らの生活について訊ねていく。「家族は?」「どうやって稼ぐの?」「好きな歌は?」。やがて思わぬところでワレルカの面影を残したパーヴェルの姿を捉える。そして少女役ディナーラの登場。全く異なる人生を歩み成長した二人の再会が、21世紀を生きる子供たちへの微かな希望のように輝きを放つ。

『動くな、死ね、甦れ!』は、かけねなしの傑作でありこれを見逃すことは生涯の損失につながるだろう―蓮實重彦(映画評論家)

2010年1月14日木曜日

100206 メタボリズム2.0

LIVE ROUNDABOUT 2010 テーマ+出演者発表!!

この度、私どもTEAM ROUNDABOUTは、
INAX:GINZA[東京都中央区京橋3-6-18]におきまして、
下記の通りイベント『LIVE ROUNDABOUT JOURNAL 2010』を
開催する運びとなりましたので、ご案内致します。

イベント名 LIVE ROUNDABOUT JOURNAL 2010

内容「ライブ編集」というコンセプトのもと、
会場にて建築家らによるレクチャー+インタビュー、
その文字起こし、レイアウトなど、
取材・編集作業をライブ形式で行い、
フリーペーパー『ROUNDABOUT JOURNAL』を
即日発行するというメディア型のイベントです。

日時 2010年2月6日[土]12:00開場 13:00開始 20:00終了[予定]
会場 INAX:GINZA 7F クリエイティブ・スペース[受付 8F]
定員 100名
入場料 2,000円
申込 不要

共通テーマ 「メタボリズム2.0―都市へ回帰せよ」

日本発の国際的な建築・都市ムーブメント「メタボリズム」は、
1960年に開催された「世界デザイン会議」にて提唱されました。
あれから50年。設計の情報化はどのような表現を生みつつあるのか、
建築や都市の時間構造はどう捉えられつつあるのか、
1960年代の議論はいかに受け継がれつつあるのか。
「メタボリズム」を起点に多角的に討議を行い、
21世紀にふさわしい理論へと、バージョンアップを図ります。

プレゼンテータ
磯崎新
藤本壮介
池上高志
李明喜+岡瑞起
酒井康史
連勇太朗

コメンテータ
東浩紀
倉方俊輔
南後由和
黒瀬陽平
橋本純

モデレータ
濱野智史
藤村龍至

出演者は都合により変更される場合がございます。
あらかじめご了承下さい。

主催 TEAM ROUNDABOUT
藤村龍至・山崎泰寛・伊庭野大輔・
藤井亮介・松島潤平・本瀬あゆみ・刈谷悠三
協賛 株式会社INAX
関連URL www.round-about.org

レクチャーの内容は会場にて公開編集を行ない、
フリーペーパー『ROUNDABOUT JOUNAL』として
来場者に限定配布されます。

『ROUNDABOUT JOURNAL』は、
建築設計、編集、デザインに関わるメンバーによって
2007年3月に創刊されたフリーペーパーで、
「議論の場を設計する」を合い言葉として、
ブログと雑誌をつなぐオルタナティブなメディアによる
独自の情報発信活動を行なっています。

『ROUNDABOUT JOURNAL』
[企画・編集] TEAM ROUNDABOUT
[デザイン]刈谷悠三
[発行部数]5,000部
[配布]希望者への郵送、INAX:GINZAおよび大学、書店、ギャラリー等にて

本件に関するお問い合わせ先:
藤村龍至建築設計事務所 [担当:伊藤]
Tel: 03-3476-6508 |Fax: 03-3476-6509
E-mail: office(at)ryujifujimura.jp

fujimura

2010年1月7日木曜日

100118 シンポ警察・検察・官僚

「『新選組』化する警察&検察&官僚がニッポンを滅ぼす!」
〜1.18緊急シンポジウム開催〜


【日時】1月18日(月)19:30〜21:30
【場所】角川文化振興財団(角川書店本社第一ビル2階ホール)
【出席者】魚住昭
     大谷昭宏(ジャーナリスト)
     岡田基志(弁護士)
     木村三浩(一水会代表)
     佐藤優 
     田原総一朗
     前田裕司(弁護士) 
     宮崎学
     青木理(ジャーナリスト)

【開催主旨】

今なぜ、緊急シンポジウムを開催するのか!?

昨年(2009年)8月の「政権交代」で、民主党中心の政権が誕生した。

その鳩山首相率いる新政権の中味への評価は別として、
今、最も注視すべき最大の焦点は、
「司法権力」の狼狽とその後の迷走にある。

東京地検特捜部は、まず、昨年の衆院選前から、
「小沢一郎」へのピンポイント攻勢をかけ、
小沢主導の政権交代を阻止すべく、
その臣下的存在であるメディアを駆使しての政治介入を行った。

ところがこの思惑は完全に裏目となり、
逆に国民の反発を買うところとなって、結果、
「政権交代」を後押しする役回りを果たす結果となったわけだ。

すなわち、こうだ。東京地検特捜部はこの失地を回復し、
また、地検特捜部の威信を回復するためにも、
どうしても小沢潰しを徹底貫徹しなくてはならなくなった。
それが最近の民主党・石川知裕議員への事情聴取と起訴につながり、
最後の狙いである小沢一郎事情聴取に巡り着いた。

ここに検察の「最終戦争」が始まった・・・。

一方、警察は警察で、慢性的な内部不祥事と犯罪検挙率の低下を抱え、
「犯罪と戦う警察」をアピールせんがため、
「反社会勢力との戦いのためには『ありとあらゆる法律』を駆使していく」
と、意味不明の「力み(りきみ)」を示している。

今回のシンポジウム開催は、いよいよ、こうした「司法官僚」の姿の是非を
徹底的に議論しなければならないタイミングが来た、と考えるからだ。

フォーラム神保町および現代深層研究会に関わる論客を総動員して、
大いに闊達な議論を繰り広げたい。

フォーラム神保町(世話人/作家・宮崎学)

アラビア語講座受講生募集

2010年春期アラビア語講座

エジプト大使館 文化・教育・科学部が
文化広報活動の一環として開講しております
アラビア語講座を下記の通り継続して行います。

受講ご希望の方は、住所・氏名・連絡先
(電話番号、メールアドレスともに)・学習経験の有無・
希望クラスを明記の上、文化・教育・科学部までお申し込みください。

定員:全クラス各40名まで。
期間:(2月から5月末)週1回 2月1日よりスタート予定

2009年秋期より継続される方
月19:00- 中級I
火19:00- 上級
水19:00- 中級II
木19:00- アンミーヤ中級(エジプト口語方言) 

2010年春期より新しく始められる方
金 18:30- 初心者講座
金 20:00- アンミーヤ初級(エジプト口語方言) 

受講料: 各講座¥4,500.- (4か月分です)
お釣りのないように封筒に入れ、名前を書いてお持ちください。
初回時に集めさせていただきます。

場所: エジプト大使館 文化・教育・科学部内
〒152-0021 目黒区東が丘1-19-17
(東京医療センター近く、東根小学校プールの側)
最寄り駅:東急東横線 都立大学駅より徒歩17分
駒沢大学駅より徒歩17分

申込み・問い合わせ:エジプト大使館 文化・教育・科学部
Tel:03-5779-8030 Fax:03-3795-7161
e-mail: egyptcesb@tokyo.email.ne.jp

2010年1月5日火曜日

映画『サロゲート』

公式サイト

テクノロジーの進化により、人間は全ての行動を、
身代わりロボット“サロゲート”の遠隔操作で行うようになった未来。
人間はスティム・チェアーと呼ばれる装置に座り、意志を送信することで、
自分とリンクしたサロゲートを自宅から遠隔操作することで生活していた。
その上、自分自身には一切の危険が及ばないという完全な安全も保証。
凶悪事件も絶えて久しい理想の世界。
さらに、人々は虚栄心を満たすために、サロゲートに整形手術を行って、
自分の思い通りの見た目を与えることまで行なっていた。

だがある時、このサロゲート社会で事件が発生する。
それは、サロゲート2人が殺害され、
それを自宅から遠隔操作していた人間が一緒に殺されるというものだった。
サロゲートの普及以降、殺人事件は初めてのこと。
社会全体を襲う危機に、FBI捜査官のグリアー(ブルース・ウィリス)と
ピータース(ラダ・ミッチェル)がコンビを組んで捜査に当たる。
だが、実際に捜査に当たるのは2人のサロゲート。
その捜査の過程で、2人はサロゲートの生みの親である
マサチューセッツ工科大学の天才、
キャンター博士(ジェームズ・クロムウェル)、
そしてテクノロジーに依存した社会に不快感を示す
市民グループのリーダーである“預言者”(ヴィング・レイムス)と出会う。

さらに、捜査の過程でサロゲートを失うグリアー。
彼は、自分自身の体で行動することによって、
人間として再びこの世界を知ることになる。そこで彼が見たものは、
完全にテクノロジーとロボットだけのものとなった世界。
さらに彼は、自分の中に芽生えていた、
中毒のようにサロゲートを利用し続ける
妻マギー(ロザムンド・パイク)との
精神的な断絶について向き合うことになる……。
Movie Walker

—————

「サロゲート」は実は、日本ですでに現実化している。
大阪大学の石黒浩教授が開発した「ジェミノイド」で、
遠隔操作が可能な、教授そっくりのコピーロ ボットだ。
本作の冒頭にも一瞬だが、石黒教授とジェミノイドが並んで登場する。
石黒教授はジェミノイドを操作して
自分の代わりに講義を行なわせているという。
映画批評『サロゲート』

2010年1月3日日曜日

100128 秋葉原連続殺傷初公判

秋葉原連続殺傷事件、初公判は1月28日
2009年12月25日19時26分

昨年6月にあった東京・秋葉原の無差別連続殺傷事件で、
東京地裁は25日、殺人などの罪に問われた
元派遣社員加藤智大被告(27)の初公判を
来年1月28日に開くことを決めた。
この日の公判前整理手続きで決まった。
起訴前の精神鑑定では「責任能力はある」との結果が出ており、
公判では責任能力の有無が最大の争点になるとみられる。

技術:Convert.Files

あけましておめでとうございます。

今年はYouTubeを活用します。

——————————

[ウェブサービスレビュー]
オンラインであらゆるフォーマット変換が可能!「Convert.Files」

「Convert.Files」は、文字通りありとあらゆる
フォーマットの変換に対応したウェブサービスだ。

操作方法は、ウィザードに従ってファイルをアップロードし、
変換したいフォーマットを指定してから「Convert」ボタンを押すという、
きわめて一般的な手順に則っている。

変換対象のファイルについては、ローカルからのアップロードだけでなく、
ウェブサイト上にアップロードされているファイルも指定できるので、
動画共有サイトのURLを指定して
AVI形式などに変換してダウンロードするといったワザも可能だ。

変換が完了したらダウンロードURLが表示されるので、
そこを右クリックして「対象をファイルに保存」を選択することで、
ローカルにダウンロードできる。

Convert.Files