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テクノロジーの進化により、人間は全ての行動を、
身代わりロボット“サロゲート”の遠隔操作で行うようになった未来。
人間はスティム・チェアーと呼ばれる装置に座り、意志を送信することで、
自分とリンクしたサロゲートを自宅から遠隔操作することで生活していた。
その上、自分自身には一切の危険が及ばないという完全な安全も保証。
凶悪事件も絶えて久しい理想の世界。
さらに、人々は虚栄心を満たすために、サロゲートに整形手術を行って、
自分の思い通りの見た目を与えることまで行なっていた。
だがある時、このサロゲート社会で事件が発生する。
それは、サロゲート2人が殺害され、
それを自宅から遠隔操作していた人間が一緒に殺されるというものだった。
サロゲートの普及以降、殺人事件は初めてのこと。
社会全体を襲う危機に、FBI捜査官のグリアー(ブルース・ウィリス)と
ピータース(ラダ・ミッチェル)がコンビを組んで捜査に当たる。
だが、実際に捜査に当たるのは2人のサロゲート。
その捜査の過程で、2人はサロゲートの生みの親である
マサチューセッツ工科大学の天才、
キャンター博士(ジェームズ・クロムウェル)、
そしてテクノロジーに依存した社会に不快感を示す
市民グループのリーダーである“預言者”(ヴィング・レイムス)と出会う。
さらに、捜査の過程でサロゲートを失うグリアー。
彼は、自分自身の体で行動することによって、
人間として再びこの世界を知ることになる。そこで彼が見たものは、
完全にテクノロジーとロボットだけのものとなった世界。
さらに彼は、自分の中に芽生えていた、
中毒のようにサロゲートを利用し続ける
妻マギー(ロザムンド・パイク)との
精神的な断絶について向き合うことになる……。
(Movie Walker)
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「サロゲート」は実は、日本ですでに現実化している。
大阪大学の石黒浩教授が開発した「ジェミノイド」で、
遠隔操作が可能な、教授そっくりのコピーロ ボットだ。
本作の冒頭にも一瞬だが、石黒教授とジェミノイドが並んで登場する。
石黒教授はジェミノイドを操作して
自分の代わりに講義を行なわせているという。
(映画批評『サロゲート』)
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